美浜町F様邸　スロープ・手すり・段差解消工事～介護保険を利用してのリフォーム工事～

今回の工事では介護保険を利用しての工事となりました。工事の中で、介護保険対象外の部分は実費になりますが、対象部分に関しては、最大で１８万円（２０万円の１割～２割自己負担）の補助が使えます。

F様はｽﾛｰﾌﾟ・建具・段差の解消などが対象となりました。

　

居間の入口の段差が５ｃｍくらいでしたが、その段差が高齢になると足が上がりにくく超えにくかったり転倒の原因となるため解消しないといけません。また、建具が重く開け閉めが重たすぎて出来ない重さでした。

　

建具の木を剥がしてみると、中はシロアリが食った後でスカスカの状態でした。シロアリの好物の杉板だったこともあり、状態は悪く交換が必要でした。

シロアリに喰われた部分の木を入れ替え、段差の無いフラットのものに交換しました。

レールを置いても段差がないので、出入りはスムーズです。

　

廊下のカーペットも取り払い、居間までの動線がスムーズに行き来できる状態になりました。

　

こちらは、施工前の縁側です。古くなり建付けが悪くなっているため、ほぼ開閉が出来ない状況でした。

また、縁側に大きな段差があるため段差を解消する工事をしました。

縁側の内側に高さを合わせ、サッシ窓までスムーズに動けるようになりました。また、サッシ窓は複層ガラスで気密性が高く部屋に風が入ってこないように、しっかり対応しています。

さらに、縁側にｽﾛｰﾌﾟをつけて出入り出来るようにしました。ｽﾛｰﾌﾟの高さがあるので手すりは必須です。

　

ｽﾛｰﾌﾟは型枠を作り土台の砂等を入れた後にコンクリートを詰めていきます。その際に、しっかりコンクリートを詰めていかないと中に気泡が入り込み割れやすくなったりするので、しっかりコンクリートを埋め込んでいきます。

サッシには養生をして汚れが付かないように注意して施工していきます。今回はコンリートが乾いた後に手すりを設置する事にしました。

　

勾配をしっかりとり、幅が広くて使い勝手が良いスロープが完成しました。

これで、車いすに乗っていたとしても安心して出入りが出来るようになりました。